夏の空の下、手のひらがふと重なる。
それだけで、胸の奥がきゅっと締めつけられるような気持ちになるのは、なぜなんだろう。
好きって、声に出す前にもう始まってるのかもしれない。
あの瞬間、言葉より先に、心が答えを出していた気がした。
『今日好き 夏休み編2025』第3話。
南国の海と空に包まれながら進むこの旅は、いつもより1泊多い3泊4日。
その時間の中で、ふたりの関係が少しずつ、でも確実に変わっていくのがわかった。
とくに今回、見ていて心がふるえたのは、りのんちゃんときんごくんの“手つなぎ”のシーン。
そこには何かを言うでもなく、ただ一瞬の「感情の肯定」があったように思う。
そしてもうひとつ、ひなちゃんの「彼氏にしたい」というストレートな想い。
自分の気持ちをまっすぐ届けるって、簡単じゃない。
でもその強さが、せりくんとの関係に一歩の距離を与えた。
今回は、そんな“恋が始まる瞬間”に焦点をあてて、
第3話で描かれた感情の揺れや、その奥にある心理を丁寧にたどっていきます。
✔ 恋の決定打シーン: ショッピングデートで「もう結構好きです」と告白
✔ 新たな波乱の予感: きんご参戦による複雑な恋模様
✔ 次回へのヒント: “重大なお知らせ”で恋の展開大きく動く予兆
この旅は、特別な「夏」のなかで
海と空が溶け合う、オーストラリア・ゴールドコースト。
その開放的な風景のなかで進む今回の旅は、3泊4日の特別編としてスタートしました。
『今日、好きになりました。夏休み編2025』は、ABEMAで毎週月曜21時から配信される人気の恋愛リアリティー番組。
ルールはシンプルだけど、だからこそ心が揺れる。
男子メンバーが女子メンバーへ告白し、成立すればカップルとして旅を終える。
しかし告白が届かなければ、その恋はその場で終わりを迎えるのです。
今回は、継続メンバーとしてきんごくん・るいくん・ひなのちゃんの3人が登場。
新たに加わったメンバーとともに、いつもより長い“3泊4日”という時間を過ごす中で、
それぞれの気持ちが少しずつ形になっていく様子が描かれています。
非日常の風景のなかで、ふと心がほどけてしまう瞬間。
その瞬間が恋の始まりになることもある。
だからこそ、この旅は、ただの「夏」じゃない。
それぞれの“好き”が、少しずつ輪郭を持ちはじめる——
そんな特別な旅が、ここから本格的に動きはじめました。
ショッピングデートで芽生えた、ふたりの“特別な瞬間”
第3話のなかで、最も胸がきゅっとなったのは、せりくんとひなちゃんのショッピングデート。
“ぐるぐるバット”で勝ったせりくんがひなちゃんを誘い、ふたりはリゾートエリアでの買い物と語らいの時間を過ごしました。
その時間は、ただのデートではありませんでした。
お互いが「この旅で一番楽しかった」と言い合えるほど、心が自然と通じ合った“特別な時間”だったのです。
沈黙のあとに手をつなぎ、胸がぎゅっとなる
手をつなぐシーンって、なんでもないようでいて、実はとても繊細な感情の交差点。
視線が合って、ふと手が重なる。その“間”の呼吸にこそ、恋の始まりが宿っているのだと思います。
このときのふたりには、緊張でもなく、不安でもなく、どこか安心感のような空気が流れていました。
それはきっと、せりくんがひなちゃんのテンポに合わせていたから。
そして、ひなちゃんがせりくんの気遣いにちゃんと気づいていたから。
手をつないだあの瞬間、言葉より先に、“もう好きなのかもしれない”という気持ちが、静かに芽を出していた気がします。
安心感が育てた“小さな恋の芽”
このふたりの関係には、最初から過度な駆け引きがありませんでした。
せりくんの言葉はやさしく、表情には照れもあって、そこに「ちゃんと伝えようとする真剣さ」がにじんでいました。
ひなちゃんも、“自分を大切にしてくれる人”という安心感のなかで、少しずつ距離を縮めていったように見えます。
恋の始まりって、ドキドキよりも“安心感”から生まれることもある。
そう思わせてくれたのが、ふたりのやり取りでした。
この旅のなかで、最も自然に手をつなげたふたり。
それはきっと、恋のはじまりに一番近い場所だったのかもしれません。
“彼氏にしたい”というストレートな一言のパワー
「彼氏にしたい」——それは、ひなちゃんがせりくんに向けてまっすぐ放った言葉。
言葉にしてしまえば、たった数秒。
でも、その一言の裏には、たくさんの想いと勇気が詰まっていたように思います。
「もう結構好きです」「せりくん、エクセレント!」と笑いながらも、
その笑顔には、本気で恋をしてしまった自分を照れ隠すような表情がにじんでいて。
言葉に震えた、“好き”の一言
好きな人の前で、気持ちを伝えるって怖い。
“嫌われたらどうしよう”“重いって思われないかな”——そんな不安がよぎるのは、きっと誰でも同じです。
だからこそ、ひなちゃんの「彼氏にしたいです!」という明るくてストレートな一言には、
見ているこちらの心まで明るくしてくれるような力がありました。
伝える強さも、笑う強さも、どちらも恋には必要なんだって、改めて思わせてくれる瞬間でした。
自己開示が深める関係の信頼
愛着理論でいうと、ひなちゃんは「不安型」と「安心型」の中間にいるような印象があります。
気持ちを隠さず伝える強さと、そのあとに少し照れて引いてしまう揺らぎ。
それは自分の心がどう見られるかに敏感で、でもちゃんと“想ってほしい”という気持ちが根底にあるから。
そんなひなちゃんの想いを、せりくんが穏やかに受け止めていたことが印象的でした。
恋って、タイミングとか運命だけじゃなくて、
こうやって「ちゃんと伝える人」と「ちゃんと受け止める人」がいると、ちゃんと育つのかもしれません。
きんごの参戦が巻き起こした“恋の波”
継続メンバーとして合流したきんごくん。
その瞬間、空気が一気にざわついたのは、ただの“新しい人”という意味だけじゃなかった。
「モテきんご、再び」
過去の旅でも人気を集めた彼の登場は、恋模様に大きな波を起こしていきます。
とくに注目が集まったのは、りのんちゃんとねねちゃんの間に生まれた三角関係。
ふたりとも「笑顔が可愛い人がタイプ」と言っていて、きんごくんの印象がまさにそのど真ん中。
揺れる心の波、選べない胸の内
りのんちゃんとのロンスケデートでは、自然に手をつなぎ、息が合うような空気が流れていました。
「(ロンスケ)買おうかなと思った」
そう話すきんごくんの顔には、素直に楽しんだ感情がにじんでいて。
でも、ねねちゃんと過ごすときの表情はまた少し違っていて、
優しさと配慮を含んだ目線が印象的でした。
恋の矢印があちこちに向かっていて、どこかに決まりきれない“曖昧さ”もまた、青春のリアルなのかもしれません。
自己像と他者からの認知が結びつく瞬間
心理学的に見ると、恋が始まる瞬間には「自己像」と「他者からの評価」が結びつくタイミングがあります。
たとえば、「笑顔が可愛い子が好き」と言われたとき、自分がそうでありたいと思っているかどうか。
そして、相手の前で「そう振る舞えている」と感じたとき、人はその関係に強く惹かれるのです。
りのんちゃんも、ねねちゃんも、きんごくんの前では自然体でいられる空気がありました。
それが、この三角関係をさらに複雑に、そして興味深いものにしている気がします。
誰かを選ぶことは、同時に誰かを選ばないこと。
その選択の重みが、この旅のなかで少しずつ形になっていくのかもしれません。
夕暮れの涙と笑顔が映す、青春のリアル
第3話の終盤。
楽しかったはずの一日を終えたはずなのに、
どこか切ない空気が、画面の向こうに流れていました。
空が茜色に染まり、波の音が静かに響くなか、
誰かの笑顔の奥に、ぽろりと涙が見える。
そんな瞬間がありました。
明確な理由があるわけじゃない。
でも、“旅の終わり”が少しずつ近づいていることを、
それぞれの心が、うっすらと感じ取っているような気がしたんです。
涙のなかに溢れた、切ない予感
言葉にならない涙って、一番リアルな感情の表現だと思います。
その涙はきっと、
「好きになってはいけない人を、少しずつ好きになっている自分」への戸惑いかもしれないし、
「もう選ばれないかもしれない」という予感だったのかもしれません。
“好き”って、楽しいだけじゃない。
ときどき、苦しくて、寂しくて、でもどうしようもなく惹かれてしまう。
<pそれが、恋というものの持つ、不器用な魔法なんだと思います。
関係の不確かさが生む心理的共鳴
心理的に見ると、人は“曖昧な関係”のときに最も心が動きやすいといわれます。
確かじゃないからこそ、気になる。
確信がないからこそ、期待してしまう。
この日の涙や沈黙のなかには、
そんな“揺れの中にある本音”が隠されていたのかもしれません。
青春の一瞬って、こうして曖昧で、不完全で、でも眩しいほど美しい。
それがこの第3話のラストカットに、静かに刻まれていたように感じました。
SNSにあふれた、リアルな視聴者の声たち
放送直後、SNSはまるで恋の余韻を共有する広場のように。
あの手をつないだ瞬間、彼女の一言、そして揺れる三角関係。
それぞれのシーンに、視聴者たちは自分の気持ちを重ね、
共感や推しコメントであふれたタイムラインになっていました。
ここでは、そんなリアルな声をいくつかご紹介します。
- 「ひなちゃんの“彼氏にしたい”が強すぎて…せり推し確定」
- 「りのんちゃん×きんご、手つなぎ反則でしょ…青春すぎる」
- 「すみれちゃん、あんなに素直に想い伝えられるのすごい…尊敬」
- 「モテきんご再来してて草。けどどっち選ぶのか気になりすぎ」
- 「ヘリデート、こんなん現実で起きたら惚れるしかないじゃん」
この旅を見届けているのは、ただの“視聴者”じゃない。
恋に悩んだことがある誰かであり、
“あの頃の自分”を重ねている人たちでもあるのだと思います。
だからこそ、登場人物の些細な仕草や一言が、
こうしてたくさんの感情を引き出し、“わたしの気持ち”としてSNSに現れていく。
その現象こそが、この番組が持つ“共感の力”の証なのかもしれません。
次は誰と誰がカップル?成立予想で胸が高鳴る未来
恋の矢印が少しずつ交差しはじめた第3話。
次回の展開を前に、すでに多くの視聴者が「誰と誰が結ばれるのか?」と胸を高鳴らせています。
ここでは、いまの空気感やふたりの関係性をもとに、
成立予想ペアを感情視点から読み解いていきます。
ひな × せり|“彼氏にしたい”が叶う未来
確かな安定感と、お互いへの信頼が育ちつつあるふたり。
ショッピングデートで距離が一気に縮まり、
せりくんの穏やかさと、ひなちゃんの素直な表現力が重なって、
“言葉になる前の恋”が、今まさに形になろうとしているように感じます。
いおう × すみれ|“やさしさ”に惹かれていく関係
すみれちゃんがいおうくんをヘリデートに誘ったことで、一気に進展したふたり。
「昨日まではひなが気になる人だった」といういおうくんの正直さと、
それをまっすぐ受け止めたすみれちゃんの柔らかさが印象的でした。
この一歩は、“選ばれる恋”への確かな布石になるかもしれません。
ひなの × るい|気づけば寄り添っていた関係性
これまで注目が薄かったぶん、逆に期待されているのがこのふたり。
ひなのちゃんのナチュラルな魅力と、るいくんの静かな優しさが、
次回以降に意外な展開を見せる可能性も。
恋は、最後の1日で劇的に動くことがある——それを証明してくれそうなペアです。
きんごをめぐる三角関係|りのん × ねね
現時点では、りのんちゃん優勢に見えるきんご争奪戦。
ロンスケデートでの手つなぎ、
自然なやりとりが“相思相愛”を思わせる空気を生み出しています。
ただし、ねねちゃんの気持ちも徐々に表に出てきており、
「ラスト1話でどちらに心が動くか」が最大の見どころになりそうです。
どのカップルも、今はまだ“予感”の段階。
でも、その予感が“確信”へと変わる瞬間は、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。
🧠 もし私だったら──あの手を、きっとつないでいたと思う
画面越しに見つめていた“あの瞬間”。
たとえば、私があの場にいたら、どうしていただろう。
彼の隣で、あの風の中で、
私はどんな表情をしていたのかなって——ふと想像してしまうんです。
もし私が、りのんちゃんだったら
笑いながら自然と手をつなげた、あの空気。
それだけで、心が動いてしまうのも無理はない。
目を見て、笑ってくれて、
同じテンポで歩いてくれる人といたら、
きっと私も「この時間、もっと続いてほしい」って思ってしまったと思う。
もし私が、すみれちゃんだったら
「いおうの優しい喋り方が好き」って、
まっすぐ言うの、ちょっと勇気がいるよね。
でも、あのときの彼の目がやさしかったから、
たぶん私も、言えたと思う。
好きっていうより、
安心したくて、そばにいたくなる気持ち——あれは、恋のはじまりの証なのかもしれない。
もし私が、ひなちゃんだったら
「彼氏にしたいです!」
あんなにストレートに言える自信、私にはあるかな。
でも、せりくんの反応がちゃんと返ってくるって、
どこかで信じられたからこそ言えたんだろうなって思う。
“想われたい”って願いと、“ちゃんと向き合いたい”って決意。
その両方を持ってた彼女に、ちょっとだけ憧れた。
——あのとき揺れていたのは、
誰かの心じゃなくて、私自身の気持ちだったのかもしれません。
まとめ|“好きだったのかもしれない”と、心が呟いた日
好きって、いつ始まったのかなんて、きっと誰にもわからない。
でも、手をつないだあの瞬間や、
“彼氏にしたい”と伝えたあの一言には、
もうすでに恋が静かに宿っていた気がしました。
『今日好き 夏休み編2025』第3話は、
そんな“恋の始まり”を見逃さずに描いた回だったと思います。
言葉じゃなくても伝わる気持ち。
視線の重なり方や、距離の詰め方に
“想い”が詰まっていることに気づくと、
まるで自分がそこにいるような気持ちになりました。
そして、画面を見ながら、
きっと誰もがこう呟いたはずです。
「あのときの私も、たぶん…好きだったのかもしれない」
次回、“重大なお知らせ”がこの恋の流れをどう動かすのか。
それぞれの矢印がどこに向かうのか。
この夏の結末を、まだ少しだけ信じて待っていたい。
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