冬の風が台湾の街並みに優しく包み込むあの時、11人の高校生たちはまるで“新しい自分”を探しに旅立っていった──。再会からはじまる緊張と、初めての気持ちに胸を震わせる瞬間。そこには“選ばれること”よりも、伝えることの勇気を選ぶ輝きがありました。
“また会えたね”の一言の裏に、去年の想いがじわりと滲む。チア衣装のまほこが「好きです」と震える声で伝えたとき、ふたりの視線が交わった瞬間、私の胸にも小さな火が灯ったようでした。
「告白されたとき、どう反応すればよかったんだろう」「私はあの場にいたら、何を感じただろう」──そんな風に、視聴者としてだけでなく、自分の中の“恋の断片”を重ねてしまうのが、恋リアの魔法だと思います。
この記事では、『今日好き 冬休み編2024』のあらすじ、メンバー、全話の感情の動線、そして成立カップル“らちまほ”のその後。さらに、SNSの声や“もし私だったら”セクションを通じて、読者のみなさん自身の気持ちとも寄り添っていきたいと思います。恋リアって、きっと心の近くで“涙”や“笑顔”をともに育ててくれるから。
✔️メンバー:継続3名+新規8名(計11名)
✔️成立カップル:1組(らいち × まほこ)
✔️ロケ地:台湾・九份・水族館・テーマパーク
『今日好き 冬休み編2024』とは?あらすじと基本情報
出典:Youtube(ABEMA 今日、好きになりました。【公式】)
このシリーズは、高校生が冬の台湾で再会し、新たな恋に向き合う全6話構成。継続メンバー3名に、8名の新規メンバーが加わり、“心の再起動”がテーマに据えられました。チア衣装での告白、屋台巡りや夜の夜景シーンなど、映像演出も恋の感情をそっと後押ししてくれます。
参加メンバー11人を紹介|継続&新メンバーの関係性も深掘り
『今日好き 冬休み編2024』に参加したのは、継続3人・新規8人の計11人。
それぞれが“前の恋”や“まだ見ぬ恋”を胸に抱えて、台湾の地に集まりました。
ここでは、彼らのプロフィールだけでなく、初日から芽生えた関係性や、恋の矢印の動き方まで、感情の流れと一緒に深掘りしていきます。
継続メンバーが背負う“過去”と、未練のゆくえ
継続メンバーにとって、この冬休み編は“再挑戦”。前回の結果を胸に秘めながら、今年こそ“ちゃんと気持ちを届けたい”という強い意志が滲んでいました。その未練と期待が混ざった表情に、視聴者としても自然と応援したくなったはずです。
新規メンバーが持ち込んだ“風”と、“はじめて”のまなざし
新しく参加した8名は、それぞれが“初めての恋”に等しいドキドキを抱えていました。台湾の夜景を見つめる瞳、一緒に夜市を歩く背中、全てが“はじめての体験”として新鮮で、そのやわらかな緊張感は見ているこちらにもじんわりと伝わってきました。
各話ネタバレ&感想まとめ|“感情の動線”を追って
『今日好き 冬休み編2024』の全6話には、それぞれの“心の動き”が繊細に描かれていました。
ただ起きた出来事を追うだけじゃなく、その背景にある沈黙や表情に込められた本音を、ここではひとつずつ紐解いていきます。
あの日、名前を呼ばれた瞬間に戻ってきた想い
継続メンバーたちの“再会”が描かれた初回。まほこの「また会えたね」の一言に込められた想いは、単なるあいさつではなく、前回の余韻そのもの。らいちの一瞬見せた笑顔も、“続き”を始めたい気持ちの表れのように感じられました。
言葉よりも、音が語っていた気持ち
台湾の街角で、ピアノに耳を傾けるシーン。くめはるの無言のまなざしが、言葉以上に真っ直ぐな感情を映していました。「好き」の一言が出せないことは、臆病なんじゃなくて、それだけ真剣だった証かもしれません。
ふたりの間に割り込んだ“第三の視線”
らいちとまほこ、そしてそこに交差するもう一人の想い。自分の気持ちを守りながらも、誰かを傷つけたくない。その葛藤が、言葉にできない時間として流れていきました。
沈黙が教えてくれた“気づき”
言葉で説明されなかったからこそ、視聴者の胸に残ったシーン。沈黙は逃げではなく、相手を思う“やさしさ”のひとつだったのかもしれない。そんな感情の余白が、この話数の余韻になっていました。
届かない言葉の、その“間”に揺れた心
すれ違いが明確になった回。目をそらす瞬間や、ちょっとしたタイミングのズレ。それだけで恋は動かなくなってしまう。その切なさが、視聴者の記憶にも深く残る展開に。
告白のとき、ひとつの恋が終わり、ひとつの恋が始まった
告白で成立したのは「らちまほ」の1組だけ。でも、成立しなかった恋にも、それぞれの“物語”がありました。「ありがとう」と言いながら、少しだけ涙をこらえる姿に、選ばれなかった想いが確かに存在していたのだと感じさせられました。
成立カップル「らちまほ」はどうなった?その後と別れの記録
成立カップルとなった「らちまほ」。ふたりの関係は放送終了後も多くのファンに見守られてきました。
けれど数ヶ月後、届けられたのは“別れ”という報告──。
ここでは、ふたりの告白から交際、そして破局に至るまでの時間を、あらためて振り返ります。
成立の瞬間に見えた“心の確信”
最終回の告白シーンでは、まほこが涙ながらに「好きです」と伝え、らいちが「ありがとう。僕も好きです」と返す。あのやり取りには、互いの不安と希望が詰まっていたように見えました。ぎこちなさの中に、まっすぐな真心がありました。
別れの理由にあった“恋の終わり方”
2025年5月7日、らちまほは破局を報告。遠距離やお互いの活動の忙しさを理由に、円満に別れるという選択をしました。まほこは「夢を応援したい」と語り、らいちは動画で涙を浮かべながら感謝を伝えていました。
「2人がくれた幸せな時間、忘れないよ」
「破局は悲しいけど、感謝しかない」
「高校生で恋愛と芸能活動って、ほんとに大変だったと思う」
別れを惜しむ声とともに、「ふたりとも、本当に頑張ったね」という温かい声がSNS上に溢れていました。
SNSの反応まとめ|共感の声と推しカップル
『今日好き 冬休み編2024』の放送後、SNSにはさまざまな感情の声が投稿されました。とくに印象的だったのは、“らちまほ”の成立とその後の別れに対する理解と温かさです。
「2人がくれた幸せな時間、忘れないよ」
「破局は悲しいけど、感謝しかない」
「高校生で恋愛と芸能活動って、ほんとに大変だったと思う」
「運命のいたずらって、残酷だよね」
推しカップルの行方を見守っていた視聴者たちが、ただ成立を喜ぶだけでなく、“恋が終わるときのあり方”にも心を寄せていたのが印象的でした。
応援してきたふたりの選択に、優しい言葉が自然と集まっていたこと。それがこの冬休み編の、ひとつの答えだったのかもしれません。
しおりの記憶帖|過去の“冬編”との共通点と違い
冬といえば、これまでも印象的なシリーズがいくつもありました。「冬休み編2022」では“想いの継続”がテーマとなり、「冬恋編」では“過去との決別”が描かれました。
今作はそのどちらとも違い、“再会”と“選ばれなかった恋”が丁寧に描かれた物語。誰かと再び出会うことの奇跡と、そこから生まれる“希望と葛藤”が、これまでの冬シリーズにはない独自の温度を持っていました。
🧠 もし私だったら──|“選ばれること”だけが正解じゃない
まほこが涙をこらえて話す姿、くめはるが沈黙のまま見つめていた時間──
あの場に自分がいたら、どうしていただろうって、ふと思ってしまう。
「好きって言って、受け入れてもらえなかったらどうしよう」
「あと一歩が踏み出せないのは、ほんとうに自分が弱いから?」
そんな風に悩んだこと、きっと誰にもあるんじゃないかな。
恋愛って、“選ばれるかどうか”がすべてのように見えるけど、
自分の気持ちを伝えきれたかどうか、ちゃんと自分を信じられたかどうかが、たぶんもっと大事なんだと思う。
“もし私だったら”って想像したとき、
恋の痛みも、強さも、あの子たちと少しだけ共有できる気がした。
💌 しおりのこぼれ話|「選ばれなかった恋」に、名前をつけて
「成立カップルは誰だった?」
「告白は成功したの?」
そうやって、恋リアは“結果”が先に話題になることが多いけれど、
この冬休み編で一番印象に残っているのは、くめはるの沈黙でした。
まほこに想いを寄せていた彼の、言葉にしなかった時間。
その沈黙には、誰よりも深い“好き”があったように見えて、見ているこちらの胸が締めつけられたんです。
きっと彼は、自分の気持ちを全部伝えたくて、でも伝えてしまえばまほこを困らせてしまうことも分かっていて、
だからこそ“選ばない”という選択をしたように感じました。
恋って、「言えば伝わる」わけじゃない。
「伝われば成立する」わけでもない。
でも、「伝えられなかった」ことにも、ちゃんと意味があって──
あのときくめはるが沈黙を選んだことも、彼なりのやさしさのかたちだったんじゃないかなって、私は今でもそう思ってます。
「成立しなかった恋」っていう言葉の中に、
あんなにも繊細で、あんなにも尊い時間があったこと。
そのことに、どうか誰かが気づいてくれたら嬉しい。
まとめ|“選ばれなかった想い”にも、意味があった
『今日好き 冬休み編2024』は、たった1組の成立という結果だけで語るには、もったいないくらい“感情の厚み”がある物語でした。
くめはるの沈黙、まほこの涙、言えなかった「好き」、伝えきれなかった「ありがとう」。
そのどれもが、ひとつの恋のかたちであり、青春の記録だったように思います。
恋って、いつも正解をくれるわけじゃないけれど、
その“揺れ”や“選ばなかった理由”にも、ちゃんと意味がある。
この冬、誰かに想いを寄せて、伝えようとして、届かなかった。
そんな過去を持つあなたが、少しだけ自分のことを許せるようになりますように。
好きだったことに、後悔はない。
それでも、あのときの自分を思い出すとき、
そっと優しくなれるような、そんな余韻をこの物語は残してくれました。
恋って、きっと。
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